最早疲れているのかどうかも判らない

思考停止。去年はここであの泥沼へ自ら浸かっていったけれど、

もう厭だな。何にもならないから。休みながら何かをしていたいんだ。

………昨日しそびれた花への水遣りをしに行ってみる。

 

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何もしていないのに体重が多めに減っていた。

薬の飲み方が変わったことを手掛かりに気が付けた、

少なく見積もっても「食べる〈回数〉」が2/3は減っている。

ヨーグルトにシュガーカットとレモン汁、バニラエッセンスを入れて

よく掻き混ぜれば、流動食のように楽に食べられることが判った。

栄養価は分らないが、脂肪と食物繊維少々、ビタミンCは確実に採れて、

ヨーグルト自体、疲労回復に効果があると聞いた覚えがあった。

何も作れない、食べたくない時にはこれを飲むように食べていきたい。

 

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13時過ぎるまでは親父に家に居てくれと頼んだ。

どうなるか知れないが、ここで死んだらいけないと思って。

親父は割合にあっさりと「良いよ」と肯いてくれた。この感触が、

誰のことも信頼に値しないと思っていることを暗に示している。

俺は誰かと信頼を結びながら何かを熟したいと

何処かでは思っている気がしているのに。

少なくとも目の前にいるその人が、俺をそのようには

させまいとした人の内の一人だからだろう。

 

でも、数年ぶりに咲いたヤマユリに水を遣っていて判った。

その直ぐ傍に、来年か再来年には咲いてやろうと

青々と葉を伸ばす、また別のヤマユリ達がいた。

慌てて彼らにも水を遣った。水を遣りたかった。

俺にはそれらがヤマユリであって、今年中には咲けないことも、

遠くない同じ季節には咲くであろうことも、

咲くために日の光や雨を欲していることも、

全部が分かりきったことであったから。

それなら、俺だってそうなんだと思った。

自分なりの実を結ぶためには、

何もしていないことなんか、殆どなかったんだから。