無記名

それはどうだろう、と思うことの何処に

「どうだろう」と思わせるエッセンスが込められているのかを説明するのは

難しくないのだけれど、相手が頑としてその意見や行動を変えまいとしている姿を

見ると、「そう思いたいんだろうな」と思って適当に濁して終わる。

でもずっともやもやしている。

これは相手との仲の良し悪しに関わらないでよく現れる感覚。

言い切りの言葉が極端に嫌いなんだろうな。

そう思っていたいという縋るような姿に醜さを感じるのだろうな。

僕は正確じゃないと駄目なんだろうか。そうかも。

どうでも良い、誰も迷惑をしない細部にまで拘ってしまう。

物の考え方や感じ方を深く追求するのを止める。

もっと浅いところを泳がなくては。調整する時期だ。

大らかになりたかった。そういう振りをしてきて、草臥れた。

 

昨日は変な夢を見て、日がな一日、余韻に酩酊していた。

生きていたくないと思う。自分のためなら、生きていたくない。

けれど、両親のために金を稼ぐのは悪いことではない。

思い付いたら少し展望が見えた。二人が死んだら僕はそれで、

生きることを辞退するのだろう。僕は二人のために生まれたのかな。

今はとても二人のためになっていないのに。

心苦しい。今直ぐにでも立ち去りたい。