90年代の幻想王子たち

・エリオス(セーラームーン/アニメ版)

・ディオス(少女革命ウテナ

・クレイン・バーンシュタイク/白い王子(アキハバラ電脳組

・獏良了(遊戯王/原作初期及び東映版)

・普賢真人(封神演義

 

この辺りの90年代漫画・アニメ出身のキャラクターは

造形がよく似ているのではないかと勝手に考えている。

殊にエリオス、ディオス、クレインの三人には

少女を見守るという共通の役割があって、

更にその内のディオスとクレインは共に王子。

という訳で、そんなタイトルにしてみた。

 

王子は王子でも、ヒロインを積極的に守るタイプの王子ではなくて、

寧ろ病弱でひ弱そう、加えてそこに神秘性も秘めているのがこの五人。

そして「弱い」のに、母性本能や比護欲、

サディズムを刺激するものはさして持ち合わせていない(筈)。

ただ、常に生存しているものとしては非常に危うく不確かな存在で、

その揺らぎが、延いては弱いというイメージや神秘性に帰結していく。

そういうことなのだと思う。

 

最近、この手のキャラクターが恋しい。

彼らは登場すると脇役では済まなくて、

作品の全体ないしはある章の象徴になってしまうから、

そのキャラクターが現れた時点で、

物語自体が彼らのキャラクター性に染まってしまうところが多かれ少なかれある。

ということは、そういう雰囲気の話が望まれていないのだろうか。

俺はこんなにも彼らのことが忘れられないんだけどな。